□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年01月26日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 1月20日付のレポートではIEAが原油相場をどのように分析しているのかを紹介・解説しましたが、今回は産油国サイドの動向を中心に最新の状況をレビューします。ここ1年半は同じような議論が繰り広げられては消えていく展開が続いていますが、どこで本当の需給リバランスが実現するのか、各所に目を配る必要がある難しく、かつ、忙しい相場環境になっています。 =================================== 誰かの減産が必要だが、我慢比べと責任の押し付け合いが続く原油相場 =================================== <疲弊する産油国経済> コモディティ市場のみならず国際金融市場が、原油相場の値動きに一喜一憂する展開になっている。過度の原油安が資源国経済のみならず地政学的環境にも大きな変化をもたらすリスクが警戒される中、現在の国際金融市場では原油安は必ずしも歓迎されない動きと評価されている。… … …(記事全文5,380文字)
