□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年01月25日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 1月は主要コモディティ相場が全面安の展開になる中で、トウモロコシ相場は独歩高とも言える堅調地合になっています。分散投資としての穀物市場の有効性が再確認できる状況ですが、この極めて厳しい相場環境の中で、なぜトウモロコシ相場が上昇しているのかを解説します。また、年末・年始に生じた国際トウモロコシ需給環境の変化についても、マーケットの関心が高い分野を中心に検証します。 =================================== 原油安に逆行したトウモロコシ相場高、南アの生産トラブルの余波も =================================== <原油相場急落も、売られ過ぎ解消が優先される> CBOTトウモロコシ先物相場は、1月7日の1Bu=348.50セントをボトムに、先週後半には360~370セント水準なで値位置を切り上げる展開になった。年初から金融・コモディティ市場は強力なリスクオフの圧力に晒されたが、こうした中でもトウモロコシ相場は堅調地合を維持し、昨年12月22日以来となる約1ヶ月ぶりの高値を更新することに成功している。… … …(記事全文4,733文字)
