□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年01月12日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 プラチナ相場が改めて値下がりしています。昨年12月にはリバウンドを試す動きも見られましたが、年初から改めて下値模索の展開になっています。「中国要因」と簡単に解説される相場ですが、実際に中国要因がプラチナ相場にどのようなダメージを与えているのか、中国リスクの拡大・縮小でプラチナ投資環境がどのように変わるのか、変わらないのかを検証します。 =================================== 中国の経済リスクが拡大しても縮小しても厳しいプラチナ相場 =================================== <リスクオフ環境におけるプラチナ相場の考え方> プラチナ相場の上値が再び値下りしている。NYMEXプラチナ先物相場は、昨年12月3日の1オンス=825.00ドルをボトムに今年1月5日の899.10ドルまで上昇していたが、11日の取引では改めて850ドルの節目を割り込む展開になっている。昨年12月には、クリスマス休暇、年末・年始を控えてのショートカバー(買い戻し)で反発していたが、年初からは改めて下値模索の展開になっている。… … …(記事全文4,645文字)
