□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年12月08日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 これまで低迷していた天然ゴム相場ですが、11月下旬以降は安値是正の動きが目立ちます。天然ゴム相場の底入れなのか、単純な自立反発なのかを、内部要因の視点から分析します。また、前週は天然ゴム生産国の会合が開催されていますが、生産国が天然ゴム相場の低迷にどのような取り組みを見せているのかも検証します。 =================================== 天然ゴム生産国会合は今回も不発、自立反発後の上昇シナリオ描けず =================================== <弱気筋のポジション圧縮が続く天然ゴム相場> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、11月前半から中盤にかけて1kg=150円台を中心に揉み合った後、12月入りしてからは170円台まで切り返す展開になっている。需給緩和状態・見通しを背景に11月6日には153.00円まで値下りしていたが、150円の節目攻略に失敗する中、これまで売り込んできた個人投資家やファンドの買い戻しが先行している結果である。… … …(記事全文4,024文字)