□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年11月25日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。WPICが最新の四半期報告を発表しました。過去3ヶ月間にプラチナ需給見通しがどのような変化を見せたのか、今回は2015年から16年にかけてのプラチナ需給見通しの大枠を確認します。 =================================== WPICは2016年のプラチナ需給均衡化を予測、供給不足に終止符か? =================================== <需給引き締め圧力は着実に弱まる> 南アフリカのプラチナ鉱山業界団体ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)は11月24日、「PLATINUM QUARTERLY(プラチナ四半期)」の2015年第3四半期版を発表した。NYMEXプラチナ先物相場は、4~6月期が平均で1オンス=1,128.40ドルだったのに対して7~9月期は991.22ドルまで下落したが、こうした中でプラチナ需給がどのような変化を見せたのか/見せなかったのかを評価する基礎統計になるものである。… … …(記事全文5,139文字)