□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年11月19日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 今週のドル建て金相場は今年最安値を割り込み、2010年7月以来の安値を更新しました。米利上げ着手を織り込む展開が続いている結果ですが、11月18日にはその米金融政策環境を評価する上で重要な、10月に開催されたFOMCの議事録要旨も公開されています。10月のFOMCで何が話し合われ、何が話し合われなかったのかを軸に、今後の金価格動向に対する影響を検証します。 =================================== FOMC議事録で12月利上げは一段と確実に、利上げ軌道は未だ手掛かり難 =================================== <テーマは、利上げ着手から金利軌道へ> COMEX金先物相場は、10月15日の1オンス=1,191.70ドルをピークに急落地合を形成しているが、11月17日の取引では7月24日に示現した1,072.30ドルを下抜き、年初来安値を更新した。これは、2010年7月以来の安値更新となる。… … …(記事全文5,146文字)