□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年11月17日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 今回は久しぶりに金需給を中心に検証します。最近の金市場では米金融政策環境ばかりが注目されがちですが、金価格が値下がりする中で金需給がどのような変化を見せているのか、それとも見せていないかは、中長期トレンドを考えるに際して重要です。また、今回のフランスの同時テロを受けての金価格動向についても、幾つか注目すべきポイントを指摘します。 =================================== 需給に基づく金価格の底入れ論 は実現せず/ テロ直後の金価格動向を検証 =================================== <中国の需要回復が報告されるが、一時的か> 産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は11月12日、「Gold Demand Trend (金需要トレンド)」の7~9月期版を発行した。金価格が1~3月期の1オンス=1,218.50ドルから4~6月期1,192.40ドル、7~9月期1,124.30ドルと断続的に値位置を切り下げる中で需給環境がどのように変化しているのかを把握する重要統計になるが、なお金需給バランスに大きな変化は生じていないことが示されている。引き続き、金価格に対して金需給が及ぼすインパクトは限定されることになる。… … …(記事全文5,822文字)