□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年11月11日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 USDA11月需給報告が発表されました。収穫作業がほぼ一巡して供給環境についてより精度の高い分析ができる報告になっていますが、今報告では供給見通しがどのように修正されたのか、年初から2ヶ月を経過して需要見通しがどのように修正されているのか、それを受けて今後の穀物相場見通しはどのような修正を迫られるのかを中心に検証します。 =================================== USDA11月報告でコーンのエタノール需要見通しが激変、ソルガムの存在 =================================== <激変したコーンのエタノール向け需要見通し> 米農務省(USDA)は11月10日、最新の需給報告(WASDE)を発表した。この時期になると米国産のトウモロコシ、大豆は収穫作業がほぼ終了しているため、従来よりも更に精度の高い供給見通しを構築することが可能になる。このため11月需給報告は特にイールド見通しが10月報告に対して大きく修正される傾向が見られるが、それは今年も例外ではなかった。… … …(記事全文6,217文字)