□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年11月06日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 プラチナ相場は金相場同様に再び値下がり傾向を見せていますが、11月入りしてから業界三位ロンミンを取り巻く環境が不安定化しています。マーケットでは殆ど材料視されていないようですが、今後の展開次第ではプラチナ相場を混乱状況に陥れる可能性もあります。南アフリカプラチナ鉱山業界全体の環境を反映した動きとは考えていませんが、今ロンミンで何が起きているのかを検証します。また、最近のプラチナ相場環境についても、注目すべきポイントを指摘しておきます。 =================================== 経営破綻が懸念されるロンミン、プラチナ供給のボトルネックになるか? =================================== <プラチナ安に耐えられなくなったロンミン> プラチナ相場の低迷が続く中、南アフリカ鉱山業界に不穏な動きが広がっている。舞台の中心は、創業106年の歴史を有し、世界3番目の規模を有するプラチナ鉱山会社ロンミンである。… … …(記事全文4,756文字)