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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

インドでゴールド政策が転換、インド国民の金嗜好に対する国家の挑戦

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年10月28日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。インド政府は、かねてから構想していた金のマネタイズ政策を開始する方針を正式発表しました。短期的な金価格動向には余り関係ないかもしれませんが、インドの金需要環境が歴史的な転換期を迎える可能性もある大きなイベントです。インド政府が何を目指そうとしているのか、具体的にどのような政策が想定されているのか、主要政策の内容とその目的を解説します。 ===================================  インドでゴールド政策が転換、インド国民の金嗜好に対する国家の挑戦 =================================== <国家にとって国民が金を保有する意味> 国家にとって、国民が金(ゴールド)を保有することは功罪を抱えたアンビバレント(両義的)な経済活動である。1944年のブレトンウッズで開催された特別会議において、経済学者ケインズの提唱したバンコールという新しい不換通貨の創設構想が伝統的な金に敗れたことからも明らかなように、金には国際不換通貨、各国の不換通貨を超越した価値を保有している。その意味では、金の形で国民が富を蓄えることは好ましい経済活動と言える。一方で、国民が金を志向することは、当該国の発行する通貨が国民にとって信用されていないことも意味し、特に通貨当局にとっては金は自国通貨の「敵」とも言え、国民の金嗜好は低調な程に好ましいとの解釈も成り立つ。
… … …(記事全文5,005文字)
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