□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年10月22日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。OPECの技術会合が開催されましたが、結果的にはサプライズと言っても良い程に何も進展がみられない珍しい協議になりました。当局者も余り積極的な発言を行っていませんが、改めて今回の会合の意義と協議結果、今後のスケジュールなどを検証します。また、ロシアがシリア情勢に介入していますが、石油市場の視点から一般的な見方とは少し違った考え方も紹介します。 =================================== 開催意義が疑われたOPEC技術会合 / ロシアのシリア介入の理由は石油? =================================== <OPEC技術会合は何も協議できず> 石油輸出国機構(OPEC)は10月21日、OPEC加盟国と非加盟国の技術会合を開催した。財政難にあえぐベネズエラを中心に、OPEC加盟国に加えてロシアやメキシコなどのOPEC非加盟の主要産油国も招待し、昨年後半以降の急激な原油安についてOPECの枠組を超えて協議が行われた。… … …(記事全文4,533文字)