□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年09月16日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。かねてから計画されていたアムプラッツの不採算鉱区の売却先がシバニェ・ゴールドに正式決定しました。プラチナ鉱山業界では相次ぐストや価格低迷への対応策として、事業の拡大と縮小という相反する力が働いていますが、縮小を選んだアムプラッツと、拡大を選んだシバニェの利益が合致した結果です。今回のアムプラッツの資産売却の詳細、その意味を中心に検証します。また、8月以降のプラチナ相場は安値更新後に反発、反落と不安定な値動きを見せていますが、NYMEXプラチナ先物市場における投機マネーの動向についてもポイントをレビューします。 =================================== 再建屋シバニェの手腕に委ねられたアムプラッツのプラチナ不採算鉱区 =================================== <アムプラッツの資産売却先はシバニェに> 南アフリカのプラチナ生産最大手アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)は9月9日、同社のRustenburg鉱区(掘削とコンセントレート事業)をシバニェ・ゴールドに対して売却することで合意したと発表した。45億南アフリカランド(約398億円)が最低金額とされ、現金、シバニェ株、一定期間のキャッシュフローなどによって支払われる予定になっている。… … …(記事全文4,668文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)