□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年09月01日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 急落が続いていた国際原油相場が、8月末に向けて急反発しました。株価や他商品市況の反発と基本ロジックは同じと考えていますが、その反発力からは原油相場の独自要因についても考慮に入れる必要がありそうです。マーケットが何を警戒しているのが、主に産油国サイドの最新状況をレポートします。 =================================== ロシアとOPECの協調減産シナリオが浮上、問われるベネズエラの調整力 =================================== <必要なのは生産調整であって、原油安ではない> 世界経済が複雑に絡み合う時代を迎える中、8月のグローバルマーケットでは「中国経済の減速」と「米国の利上げ」という米中発の二つの衝撃がどのような化学変化をもたらすのか読みづらくなったことを受けて、投資家がリスクマーケットから一斉に資金引き揚げを進めた。世界同時株安の余波はコモディティ市況にも及び、NYMEX原油先物相場は8月24日に1バレル=37.75ドルと、2009年2月以来の安値を更新している。… … …(記事全文5,184文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)