□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年08月07日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。米ゴールドマン・サックス・グループは今週、金相場に続いて原油相場についても弱気の分析結果を発表しました。同社の分析内容はコモディティ市場にして無視できないインパクトがありますが、従来の分析からどのような理由でどのような修正を行ったのか、単なる「ゴールドマンが弱気見通しを示した」から一歩踏み込んだ解説を行います。 =================================== ゴールドマン・サックス、原油価格は来年も駄目かもしれないロジック =================================== <ゴールドマンが原油安を後押し> NYMEX原油先物相場は8月6日の取引で1バレル当たり前日比-0.49ドルの44.66ドルと続落し、終値ベースとしては3月20日以来で初めて45ドルの節目を割り込んだ。7月22日の50ドル割れから12営業日で、5ドル幅の下げが実現したことになる。年内に終値でこれを下回ったのは3月16日、17日と4月28日、29日の4営業日しか存在せず、年初来安値42.63ドル(3月17日)までの距離も着実に詰まっている。… … …(記事全文4,338文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)