□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年07月30日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金価格は安値膠着化した感が強くなっていますが、こうした中でFOMC開催を迎えました。結果としては金相場は目立った反応を示していませんが、今回のFOMCはどのような点に注目すれば良いのか、金市場目線から解説します。 =================================== FOMC声明は利上げ時期を約束せずも、金価格への逆風継続を示唆 =================================== <声明文のトーンは一段と楽観的に> 7月28~29日に今年5回目となる米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催された。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、7月15~16日に行われた金融政策に関する議会証言において、年内の利上げ方針を再確認すると同時に、利上げ着手が遅過ぎることが米経済に及ぼすリスクについても警戒感を示していた。このため、7月、9月、10月、12月のいずれかのFOMCで利上げ着手が確実視されているが、まずは7月利上げのカードが消滅したのが、今回の会合結果であった。… … …(記事全文4,380文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)