□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年07月29日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。WTI原油先物相場は、約4ヶ月ぶりの安値を更新しました。既に原油安のロジックについては何度か取り上げていますが、今回は国際原油需給バランスから少し視点をずらして、これまで余り大きく取り上げてこなかった動きを検証してみます。 =================================== OPECの増産でシェールオイルの減産が始まり、原油価格は回復する/しない =================================== <ゴールドマンも指摘していた季節要因> 原油相場の値下がり傾向が続いている。NYMEX原油先物相場は、5月、6月と1バレル=60ドルの節目を挟んでの膠着状態になっていたが、7月入りしてからは明らかな地合の変化がみられ、7月22日に50ドルの節目割れ、直近では7月28日安値が46.68ドルとなっており、3月24日以来となる約4ヶ月ぶりの安値を更新している。ブレント原油先物相場に至っては、5月6日の71.37ドルをピークに7月6日に60ドル、24日に55ドルと急ピッチに値位置を切り下げ、28日安値は52.28ドルとなっている。これは、1月13日安値53.19ドルも下抜き、今年の最安値更新となる。… … …(記事全文4,399文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)