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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

1,000ドル割れに突き進むプラチナ、生産地では鉱山国有化案さえ浮上中

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年07月15日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場の短観です。なかなか需給面に注目されるような独自材料がない相場環境になっていますが、現在のプラチナ相場で話題になっているテーマについて、幾つか解説します。また、表題にもあるように南アフリカの生産地では、鉱山事業の国有化といった案も浮上しています。この辺の議論が浮上している背景についても、あわせて読み解きます。 ===================================  1,000ドル割れに突き進むプラチナ、生産地では鉱山国有化案さえ浮上中 =================================== <下げ相場の時間としては、リーマン後よりも長い> プラチナ相場の低迷が続いている。NYMEXプラチナ先物相場を月足でみてみると、今年2月から6月まで5ヶ月連続で陰線を引いている(=下落している)が、7月で6ヶ月連続の下落となるのがほぼ確実視される状況になっている。2008年のリーマン・ショック直後でさえもプラチナ相場の下落は4ヶ月連続でブレーキが掛かったが、その当時との比較では下落幅・ペースこそ抑制はされているものの、時間軸でみるとより深刻な相場低迷状態が続いていることが確認できる状況にある。今年3月~5月にかけては1オンス=1,100~1,200ドルのレンジで下げ一服となっていたが、6月下旬にはこの下限となる1,100ドルを完全に下抜き、足元では早くも1,000セントの節目割れを打診する展開になっている。 こうした相場展開を受けて、大手金融各社も相次いでプラチナ価格見通しの下方修正を迫られている。ここ最近で筆者の目に留まったものだけを取り上げてみても、2015年のプラチナ平均価格見通しの修正状況は下記のようになっている。
… … …(記事全文4,852文字)
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