□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年06月20日(土)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。5月下旬に急騰した天然ゴム相場ですが、6月入りしてからは調整色を強めています。TOCOMゴムを中心に、どのような相場ロジックに支配された相場環境にあるのかを検証します。また、7月には中国の天然ゴム需要環境に大きな変化をもたらす可能性があるイベントが二つ控えています。これらが今後の天然ゴム価格動向に及ぼす影響についても、あわせて検証します。 =================================== 中国の天然ゴム需要環境に二つの変化の波、天然ゴム相場の行方を考える =================================== <為替と内部要因で考えると整合性がとれる> 国際天然ゴム相場が軟化している。東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、6月2日の1kg=247.90円をピークに、6月中旬は230円台を割り込む展開になっている。上海期貨交易所の天然ゴム先物相場も、5月初めに続いて6月初めにも1トン=1万5,000元台を維持することに失敗した後は、1万3,500~1万4,000元のレンジまで値位置を切り下げている。 6月入りしてからの天然ゴム相場の軟化に関しては、基本的には5月下旬の急伸相場の反動安との理解で良い。… … …(記事全文5,100文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)