□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年06月19日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今週のFOMC後の金相場は買いで反応しました。今回は声明文やイエレンFRB議長の記者会見は殆ど材料視されず、主にFOMCメンバーの経済予測がドルにネガティブ、金にポジティブと評価された結果です。マーケットでも評価が割れたイベントになりましたが、今後の金価格への影響を中心にFOMCの内容を検証します。 =================================== ドル相場安・金相場高をもたらしたFOMC、この反応は続くのか? =================================== <FOMC後に金価格は上昇反応> 6月17~18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、貴金属相場は買い、ドル相場は売りで反応した。 COMEX金先物相場は、FOMC声明文の発表される直前となる6月17日終値では1オンス=1,183.30ドルとなっていたが、翌18日の取引では前日比+25.20ドルの1,202.00ドルと急伸している。高値(1,205.70ドル)は5月26日以来、終値ベースでは5月22日以来の高水準に達しており、5月26日の1,200ドル割れから時間をかけて進めてきた下値切り下げ傾向は、FOMCを受けて一服状態を迎えている。… … …(記事全文5,196文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)