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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:緊急:クレディスイスの危機が表面化
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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(660円/月:税込):Vol.1319 <Vol.1320号 緊急増刊:クレディスイスの危機が表面化> 2023年3月16日:世界的な銀行危機の恐れが出てきた (有料版、無料版共通) ウェブで読む:https://foomii.com/00023/20230316105505106764 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 米国の地銀、シリコンバレー銀行(SVB)の破産に続き、国際銀行のクレディスイスの危機が、表面化しています。 ◎3月14日には、「資産の内部管理に重大な弱点がある」と発表しました。原因は、SVBと同じ、ドルとユーロの金利の上昇による「保有債券下落による含み損」です。 ドル債券(ドル国債、住宅ローン担保証券のMBS、社債、他のローン担保証券)では、約20%の含み損が想定されます。ユーロの金利も0%付近から3%に上がるので、ユーロ建ての長期債も、約20%は下落しています。 米欧の他の大手銀行に共通する危機ですが、クレディスイスは、株価下落によるレバレッジ倍率の高さ(200倍)から、「カナリア」になったのでしょう。 総資産は、1兆2940億フラン(185兆円)です。富裕層が1232億フラン(17.6兆円:総資産の9.5%)を引き出し、資金繰り難が起こっているようです。 株価は1.7フラン(243円)であり、破産の水準です。クレディスイスの資産規模は、シリコンバレ-銀行の約7倍と大きい。欧州、米国、中国、アジア、中東、日本を営業地域にする国際銀行です。 10%の大株主はサウジアラビアです。サウジが中国の仲介でイランと国交を回復したと軌を一にして、サウジがクレディスイスに資金提供しないという意向をアイマイに示したので、危機が高まったのです。(注)スイスにはオイルの中東マネーと、中国共産党マネーが集まっています。銀行に行くと内装のデザインが中東風です。 スイスフランも、146円から142円に下がっています。スイスフランをポートフォリオでもっている方は、売って、円に戻しておいたほうが安心でしょう。(注)長期的にはスイスフランはドルより強いでしょう。円より強いかどうかは、判定できません。 ユーロも、インフレ対応として0.5%の利上げ予定であり(ユーロ債は下落)、144円から140円に下がっています(3月16日)。 デフォルトの可能性が何%か、判定できません。クレディスイスの信用格付けは、BBBマイナスであり、投機的水準の一段階手前です。 株価時価総額は、現在67.83億フラン(約1兆円)ですから、資産の0.5%しかありません。この点だけを見れば、破産の可能性があります。 仮にデフォルトすれば、規模が大きいので、世界的な銀行危機になっていくでしょう。(注)いよいよとなれば、FRBとスイス中央銀行が救済するとは思います。クレディスイスは、国際金融資本の仲間です。 本稿は、緊急版として、有料版・無料版に共通とします。 【感想】 FRBとECBが、インフレ対応の急速な利上げを原因に、銀行の危機が起こることを想定していたかどうか、不明です。当方は、1年前から警告していましたが・・・金利上昇と債券価格の下落は、直接 に、以下の算式でつながっているからです。残存期間8年の長期債とします。 発行額面100×  {(1+発行金利)の8乗÷(1+現在の金利)の8乗}=時価 ・・・1%の金利上昇につき、約8%、時価が下がります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【ビジネス知識源プレミアム・アンケート:感想は自由な内容で。 以下は、項目の目処です。】 1.内容は、興味がもてますか? 2.理解は進みましたか? 3.疑問点はありますか? 4.その他、感想、希望テーマ等 5.差し支えない範囲であなたの横顔情報 があると、今後のテーマと記述の際、より的確に書くための参考になります。 コピーして、メールに貼りつけ記入の上、気軽に送信して下さい。 感想やご意見は、励みと参考になり、うれしく読んでいます。 時間の関係で、返事や回答ができないときも全部を読みます。 時には繰り返し読みます。 【著者へのひとことメール、および読者アンケートの送信先】 yoshida@cool-knowledge.com 【登録または解除は、ご自分でお願いします】 (有料版↓) https://foomii.com/mypage/ (無料版↓) http://www.mag2.com/m/0000048497.html 【送信先アドレスの変更や解除は、以下で↓お願いします】 購入者マイページ ログイン:https://foomii.com/mypage/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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