■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(660円/月:税込):Vol.1310 <Vol.1310号 ウクライナの戦況と2023年、24年経済> 2023年2月15日: 1)ウクライナの戦況についてのメディア情報は、米国CIA発の「諜報」になっている。諜報とはインテリジェンスであり、事実の科学的な観察と解釈ではない。軍産複合体の目的を達成しやすいように、事実に歪曲を加えている。 2)ウクライナ戦争では、米欧日はエネルギー・資源・食糧輸出国のロシア封じ込めを行っている。2023年中にもロシアが敗退し、ロシア及び中国と西側の分断が終わることが米国FRB、ECB、日銀の、楽観的な物価、金利、経済見通しの前提になっている。 3)米欧日の株価、金利、ドル相場でも、2023年のロシア敗退が、予想の前提になっている。 4)この状態では、われわれは経済予想、金融予想を誤る。予想を誤ることは、失敗の準備になることだ。 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/20230216080000105632 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ウクライナの空港は現在も閉鎖されています。世界の乗り入れと、国内航空の離発着ができない。この情報が発信されることはありません。 【ウクライナの制空権】 「ウクライナ軍は制空権を奪還した(22年3月上旬)」とされているからです。しかし実際は、開戦後1年閉鎖されたままです。 西側の要人がキエフ(キーフ)に行くときは列車を使っています。 制空権を奪われた現代戦争は、普通は敗戦です。ところがロシアも戦闘機をごく少数しか飛ばしていない。米国が提供した誘導装置のある「地対空ミサイル(パトリオット)」を避けるためです。 ウクライナ空軍はときどき戦闘機を飛ばしていますが、ポーランド等からのものです。英ロイターは、発着空港はいわず、以下のように、報じています(22年12月)。… … …(記事全文15,522文字)