■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月:税込):Vol.1262 <Vol.1262:超金融緩和からリセッションと恐慌への道程(1)> 2022年8月24日:マネー量の増加とは、何を言うのか。どんな「偽装効果」があるのか。 偽装的な信用通貨から、FRBも含んで、金・コモディティ通貨への動き=逆ニクソンショックだろう。 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2022082508000098532 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 数名の読者の方から、日銀当座預金(529兆円:22年8月)は、銀行が引き出すことができるのか。現在、どうなっているのか。 これから、どうなるのか、という主旨の質問を、いただいています。 信用通貨である日銀当座預金の機能と、今後についての質問です。 現在の日本経済でもっとも重要な問題ですから、本格的に答えます。 https://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/2022/ac220810.htm/ ところが中央銀行の当座預金については、めぼしい書籍がない。経済学の教科書にも、数行しか書いていない。日銀が、アイマイな解説をしているだけです。2012年までは、20~50兆円程度と小さかったからでしょう。リーマン危機のあとの急激な増加はFRB、ECBに共通しています。 当座預金は、もともとは、「銀行の準備預金」でした。貸し付けと預金引き出しに備え、銀行がマネー不足にならないための準備金だったのです。 ●変化したのは、日本では金融危機の1998年から、米国と欧州ではリーマン危機(=銀行危機)の2008年からです。 (1)赤字財政の支援(財政ファイナンス)、 (2)金融危機になった銀行の救済(低金利での銀行への貸与)、 (3)インフレを目的にした通貨増発(マネタイゼーション)の機能に変わったのです。… … …(記事全文13,396文字)