■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月):Vol.1070 <1070号:流通業、生産、金融のコロナショック> 2020年5月20日:企業売上の20%減少がもたらすもの ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2020052108000066623 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 世界は、第二波を恐れながら、経済を停止させる封鎖の解除に向かっています。世界的なパンデミックは、3月に始まったばかりですが、米国では、高級百貨店ニーマン・マーカスに続き、GMSの大手JCペニー(年商117億ドル:全米660店)も会社更生法を申請しました。 【大手小売業の破産が相次ぐ】 JCペニーは、食品のないIY堂やイオンのような業態(部門構成と販売方法による事業区分)です。食品スーパーのチェーンが強い米国では、百貨店とGMSは食品部門をもたず、衣料・住関連・生活用品を販売します。2018年に破産したシアーズも、GMS業態でした。 日本のGMS(イオン、IY堂)では食品の販売が50~60%はあります。百貨店でもデパ地下で食品を売るのが日本型の小売業態です。 中級のファッション百貨店のブルーミング・デールズ(全米36店)を傘下にもつ、百貨店資本の大手メイシーズINC.も破産に向かうでしょう。ポピュラープライス百貨店の、メイシーズ本体(2014年は789店)も、2月に125店の閉鎖を発表し、2000人の人員削減を行っています。 NYの百貨店バーニーズ(年商8.5億ドル)は昨年11月に破産し、ファッションのJクルー(年商25億ドル)と、百貨店のニーマンマーカス(年商47億ドル:2017年)も破産しました。 世界で大手小売業の、破産のドミノ(将棋倒し)が始まっています。根底の理由はリーマン危機のあと、ゼロ金利と量的緩和(QE)4兆ドルで進行した米国企業の負債の大きさです。 【ジャンク社債の市場が2兆ドル】 流通ではありませんが、シェールオイル・ガス企業も、原油の需要減(4月は-30%)と値下がり(1バーレル20ドルから30ドル:採算点は50ドル)から社債がジャンク化しています。FRBが、長期資金の社債と短期資金のCPを買い支えて、暴落からの破産を先送りしています。中央銀行が直接、社債とCPを買うのは、歴史上初めてです。それくらい異常な売上の減少が、米国企業では起こっています。 各種企業が発行したジャンク債の売買市場は、2兆ドルと大きく、2008年の、リーマン危機のきっかけになった、サブプライムローン証券の不良化に匹敵します。(注)社債の総発行額は、日本国債より大きな13兆ドル(1430兆円)です。… … …(記事全文18,307文字)
