■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月):Vol.1038 <1038号:ハイパーモダニズムの不動産王国だったドバイ(前編)> 2019年11月27日: 不動産の、金融的な富の国がドバイ ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2019112808000061181 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。突き出したベランダの眼下は、きれいな芝生に覆われた馬の走路です。賭けは禁止されているので馬券はない。ホテルから配られるシャンペーンを手に、競走を眺める。歓声は沸かず、静かです。競馬場を抱くように立つ、長さ1.5kmのメイデン・ホテル648号室が2日間の宿です。 時差から、朝4時に自然に目が覚める。何もすることはなく、ノートパソコンに向かう。17インチでも軽い。セキュリティ・チェックでの出し入れが面倒です。カバンにやっとはいる幅のサイズだからです。 窓の空は、まだ暗い。シリウスのように多数の電灯が光る街は、無音。気温は15度。昼は30度かそれ以上になり、晩秋も真夏のように暑い。砂漠を焼くアラブの太陽は、肌をじりじり焦がす強さでした。 女性が黒いアバヤで全身を覆うと暑く見えます。着てみないとわかりませんが、内部にはスカスカの空間があり、乾燥した風が通って涼しいらしい。黒い布は、太陽の輻射熱をほぼ吸収して肌を焼かない。このため肌を出さず全身を覆う。女性の忍者に見える服装は、ここから来ています。服装は風土が作ります。 ホテルの部屋の天井は高く、床は白い大理石と土色のカーペット。2倍は大きなバスタブが横たわる化粧室は、ガラス張。この造作はどこかに似ていると記憶をたどると、汐留のコンラッドでした。 建築のタイルの目地や設備の、細部の仕上げに難がありますが上級の類。建物と水回りの仕上げの粗さは、建築会社の、品質合格基準(工業ではStandardという)と、施主の品質基準の問題です。インド人の職人の、腕ではない。 帝国ホテル(日比谷)やペニンシュラ(有楽町)の、洗面台、風呂の蛇口の水の出方と、音のない速やかな排水を見習って欲しいと思ったことです。コストの問題ではない。ここでは使っていませんでしたが、TOTOとINAXは世界の最高水準です。ドバイは高さで世界1の建物を誇ることが多いのですが、内部の設備・造作の仕上げの品質も世界1であることを希望します。施主の頂点にある国王に伝えたいことです。国王は「建物のデザイン」には口出しするという。 いつも世界のハイエンドのホテルに泊まっているはずですから、知っているでしょう。それとも、漫然としか見ていないのか? さしたる理由もなく、ただ、宗教と思想で西欧の反世界のアラブへと、7つの部族国家からなる、UAE(アラブ首長国連邦)のドバイに来ました。イスラエルが希望でしたが、家人が反対。危ないとは思わないのですが・・・中東の、金融経済の基盤についてのエセー風記述です。前編と後編にわけて送ります。… … …(記事全文18,697文字)
