■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.981 <981号:複雑系の金融商品のハイボラティリティが現れた> 2018年12月21日:株価、金利(国債価格)、不動産、金価格 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2018122710000050862 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。18年のクリスマス相場は、 ・世界的な企業の米国ダウ(工業株30種)の1017ドル(4.5%)の急落に始まり、 ・日経平均(大手企業225種)の1000円程度(5.0%)の下落による2万円割れを見せています。 【日経平均1万9000円台】 日経平均の2万円(予想PERで約12倍)は、投資家の心理では、シンボリックです。感覚的に、2万円を超えると高い、下がると低いと見る人が多い。2万円のとき、次期期待利益に対して予想PERが12倍です。 【PERは、株価の評価基準】 PER(株価/収益率)は、PBR(株価/純資産倍率)と並び株価の重要な評価指数です。市場の売買で価格が決まる株価には、高い/安いを計る、メートル原器のような基準はない。それでPERやPBRを使います。 ブルムバーグが集計した予想PERでは、米国ダウ25社は16倍、S&P500社が16.9倍、ナスダックが21.5倍の「高層圏」でした。英国のFT100社(欧州総合と言える)が12.3倍、ドイツのDAX30社が12.5倍、中国の上海総合が10.6倍と低い(12月10日付近)。 【原因は、デ・レバレッジ】 今回、世界の予想PERの水準が、「デ・レバレッジ(信用乗数の低下)」を主因に、3倍から4倍低いところに収斂する感じを抱いています。 12月初旬に対して、約20%安、10月に対して30%安です。金融商品の信用取引は、先物、オプション、ETF(上場投信)、差金取引(CFD)、VIX(ボラティリティ指数)などです。 【信用乗数】… … …(記事全文16,168文字)