■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.974 <974号:負債のレバレッジ経済が崩壊する兆候か> 2018年11月14日:きっかけは、トランプ関税か ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2018111510000049806 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。米国株の下落が、とまりません。日本株は、ヘッジファンドによる売買が70%を占めるので(構造的要因)、米国株の上昇のときは上がり、下落のときは同時に下がるというコピー相場の中にあります(個別株ではない、市場の株価指数)。 【HFT】 ヘッジファンドは瞬間売買をするHFT(1/1000秒単位の売買)なので、「米国株→日本株」の波及は、時間差をおかず一瞬で起こります。確率では50:50の上昇と下落を繰り返し、その日の、株価の罫線の傾向を作っています。 テクニカルと言われる罫線アナリストの予想は、はずれることが多い。原因は、世界の、株式の売買の60%くらいが、HFTのプログラム取引になったからです。個人投資家が、価格の罫線から判断して、ゆっくり売買する相場は、1980年代までの過去のものです。 実はファンドマネジャーは株の売買を判断していません。代わりに、「クオンツ」と呼ばれるプログラム取引により、自動売買が発動されています。判断しているのは、HFTのシステムをもたない個人投資家です。正解か間違いが不明な、個人投資家の判断の根拠が、経済紙に書かれるものです。 【ロジックはほぼ共通だが・・・】 プログラムのロジックは、(他に真似されるため)公開しないので、クオンツを作った人以外には分からない。しかしロジックの中身は「横並び」であることが多い。同じタイミングに売り、同じ時に買う。このため、上げも下げも増幅される傾向が強くなっています。 【中間選挙後の株価】 2年ごとの定期的な中間選挙のあとは、11月から12月の年末であり、過去は開票結果にかかわらず、米国株は上げていました。 わが国の、時期が定まらない国政選挙の前にも、与党の関与により、株価が上がることが多かったことと似ています。与党は、株価を上げることで、政権への支持を増やす狙いをもつからです。「政治サイクル」と言われます。 【11月8日までの急騰】… … …(記事全文13,256文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )