■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.973 <973号:速報:米国中間選挙とトランプ政策(2)> 2018年11月08日:上院では共和党、下院では民主党 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2018110819000049639 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 昨日の続きです。トランプ大統領はセッションズ司法長官を解任しました(相当に重大な事件です)。わが国の法務大臣にあたり、検察官と裁判官を指揮する立場です。 【ロシアゲート】 2年前の大統領選挙選挙での、ロシアとの「不透明な関係」の捜査に対して反トランプの動きも見せ、それに対して不満をもっていたからです。トランプに有利になるよう、ロシアがサイバー攻撃やSNSを使って、プロパガンダを発し、米国の世論操作をしていた疑惑です。「ロシアゲート」と言われます。 トランプの悩みのタネがこれです。告発されれば、世界の盟主、米国大統領の職を失うことに至るからです。 例えれば、安倍首相が、自らの「モリカケ疑惑」を払拭するため、検察への指揮権(告発を停止する権限)をもつ法務大臣を更迭したことと同じです。共和党のニクソン大統領が、民主党の本部に盗聴器をしかけたウォーターゲート事件(1972年)が明らかになって、世論の反発を招き辞任に追い込まれたことと似ています。 他にはマティス国防長官の更迭も言われています。北朝鮮への軍事的なデモンストレーションになる米韓の合同軍事演習、そしてアフガニスタンとシリアへの米軍駐留をめぐって、判断の隔たりがあり、不快感を表明していたからです。 トランプ内閣の閣僚は二年で「総更迭」に近い(極めて異例)。これができるのは、大統領が直接選挙で選ばれているからです(ただし総得票数ではクリントンに負けていまいた)。 【下院での弾劾決議】 中間選挙で、民主党が多数派になり、大統領の弾劾決議をする可能性が高まっています。ロシアゲートだけではなく脱税、セックスなどのスキャンダルがあります。クリントン大統領のモニカ・ルインスキーとの「大統領室での不適切な関係の偽証」から、弾劾を受けたことが小さく見えますね。 米国の二院制度では、下院で大統領の弾劾決議が成立しても、共和党が、微差の多数派を維持した上院の2/3の賛成での弾劾裁判が必要です。上院で弾劾が評決されると、副大統領のマイク・ペンスが大統領になって、残り任期を務めます。… … …(記事全文7,283文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )