■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.951 <臨時号:なし崩しにアイマイにされた異次元緩和(2)> 2018年07月23日:量的・質的緩和の推移予想 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-47829.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2018072510000047337 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。フライパンの上であるかのように、気象庁も災害とした危険さをもつ熱い日が続いています。ほとんどの人気温40度台の経験は、初めてでしょう。朝夕が33度だと「涼しい」と感じます。土曜日は名古屋で、「将来の金価格」についての講演でした。タクシーを降り、100m歩けば汗が吹き出し、ボワーンとした気分。アスファルトの地表は66度という。 天候は思考と行動に影響を及ぼします。店舗売上は、少し好調でしょう。四季のメリハリが消費需要を増やすからです。しかし過去の例からは、熱暑のあとの秋には売上の反動があります。需要を決める枠である所得での、増加がないからです。 本シリーズでは、日銀の量的・質的緩和について、書いています。日銀の考えはどうなのか。政策委員会審議委員の原田泰氏の講演録がインターネットに掲載されています。 読んでみて、「リフレ派の考えの典型」があると感じたので、取り上げ、検討します。17年11月の福島での講演です。 経済学的に最大級の事件である異次元緩和について、経済論争がないのを不思議に思っています。エコノミストが御用学者風になっているからでしょう。政府が行っていることが正しいとすれば、論争は起こりません。日銀は政府のマネー部門です。 異次元緩和の効果に対し一貫して批判的な学者は、知る限り慶応大学の池尾和人氏です。『連続講義・デフレと経済政策』は名著でしょう。池尾氏には一時、日銀審議委員へとの話もありましたが、自民党とリフレ派からの反対で、消えています。 原田氏は、発表した論文から見て、審議委員の中でもっとも過激なリフレ派です。旧経済企画庁、内閣府、大和総研を経て、2015年の3月から、黒田総裁の、政策スタッフである審議委員に任命されています。経済理論に精通したわが国一級の、エコノミストです。日銀審議委員は、エコノミストの到達点とされる職です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <臨時号:なし崩しにアイマイにされた異次元緩和(2)>… … …(記事全文13,455文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )