… … …(記事全文2,258文字)9月10日、フランスでルコルニュ新首相が就任。各地で反政府デモが発生し、高速道路が封鎖され、バリケードが燃やされる事態となった。フランス全土で500名が拘束された。
デモ隊は、旧政権から続く緊縮財政の予算案に反対していた。パリでデモに参加した学生は、
「歳出削減は人々を苦しめるだけだ。生活は厳しいのに、政府は私たちの声に聞く耳をもたない」
と、語っている。
もっとも、フランスが共通通貨ユーロに加盟している限り、「国民救う歳出拡大」など不可能だ。ユーロとは、元々が「そういうシステム」なのである。