… … …(記事全文2,109文字)謎、としか言いようがないのだが、なぜかグローバルな財政指標といて、未だに「政府債務対GDP比率」が重視されている。
この時点で奇妙な話なのだが、
「自国通貨建ての国債」
と、
「外貨建て・共通通貨建て国債」
では、まるで意味が違ってくる。
日本政府は、自国通貨(日本円)建ての国債を、子会社の日銀に買い取らせることで、債務の返済(償還)や利払義務から解放される。
無論、国債が共通通貨や外貨建てというならば、話は違ってくる。
二十一世紀に財政破綻した国々(アルゼンチン、ギリシャ、レバノン)は、全て外貨もしくは共通通貨建て国債の債務不履行である。
石破内閣は、加藤財務大臣を含めて、
「日本の財政はギリシャより悪い」
を繰り返している。共通通貨建て国債と、自国通貨建て国債を同じ土俵で比較することを続けているわけだ。
【日本・アルゼンチン・ギリシャ・レバノンの政府債務対GDP比率(%)】
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