… … …(記事全文3,629文字)日本ではあまり報じられていないが、これまで米政権がひた隠していた「エプスタインファイル」の一部が新たに公開され、世界の政財界に波紋が広がっている。エプスタインが世界中に張り巡らした小児性愛ネットワークは、それに関わった世界のVIPたちを次々と辞任や自殺未遂に追い込んでいる。奇妙なことにそのネットワークは「チームみらい」の人脈との重なりを見せている。
●「チームみらい」とエプスタインの接点
現在、SNSではチームみらいの背後の分析が盛んに行われている。資金面もその一つだ。下は2022年のチームみらいの政治資金収支報告書で、著名なマネックスグループ代表執行役会長松本大氏の名前が載っている。松本氏はゴールドマン・サックス(GS)出身で、英国在住問題で炎上した峰島侑也氏もGS出身だ。おそらくそうした繋がりで松本氏はチームみらいに150万円寄付したと思われる。
<マネックス会長松本氏はチームみらいの支援者>
松本氏については改めて触れるが、この松本氏とチームみらい代表安野氏の共通の知人がいま不名誉な形で脚光を浴びている。日本IT業界の先駆者、伊藤穣一氏だ。
<伊藤穣一>
伊藤氏は、起業家、作家、学者の顔を持つ多才な人物で、その足跡は、ソニーやNYタイムズの経営参画から米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長まで、グローバルな産官学の頂点に及ぶ。加えて「世界経済フォーラム」(WEF)の「ヤング・グローバル・リーダー」にも選ばれた筋金入りのグローバリストだ。日本のデジタル庁の設立にも深く関与した彼は、現在、千葉工業大学の学長を務めている。
華麗なキャリアを持つ伊藤氏だが、今、最も不名誉な注目のされ方をしている。エプスタインファイルに彼の名前が1万回以上出てくるほど、エプスタインと蜜月の関係だったことが暴露されたためだ。
<2026年2月21日 プレジデントオンライン>
下は、エプスタインが所有していたリトル・セント・ジェームズ島、通称「エプスタイン島」と思われる場所で撮影されたとされる。伊藤氏、LinkedIn創始者リード・ホフマン、エプスタインが、少女の裸像の前でくつろいでいる写真だ。
<米司法省公開 左:伊藤穣一氏、中央:リード・ホフマン、右:ジェフリー・エプスタイン>
<伊藤氏がエプスタインに送ったメールの一部。「犬」はエプスタイン文書で使われていた隠語で、幼い少女、あるいは少年のことだと言われている>
<伊藤氏とメディアラボ開発ディレクター、ピーター・コーエンのメールのやりとり。エプスタインにカネを無心してエプスタインの“親友”ビル・ゲイツから200万ドルの資金を受け取り、エプスタインの名前を隠すことを画策していた>
![]()
<2019年9月6日 THE New Yorker エプスタインは伊藤氏を脅迫していた>
筆者はエプスタインについて、彼が逮捕された2019年7月に別ブログで記事にしている。
<2019年7月12日「大量逮捕が始まった? ~エプスタイン事件~」>
同島では、誘拐された幼い児童が暴行、強姦、生贄(悪魔崇拝儀式)、臓器売買、食人等、想像すらしたくない惨劇が繰り返されてきたと言われている。それは深掘りすればするほど目を背けたくなる内容のため、これまで筆者は詳細な報告を控えていた。
<下の女性は児童人身売買ネットワークの主要人物レイチェル・チャンドラー。エプスタイン島で起きていた恐ろしい実態の大半は未だ公開されていない>
<レイチェル・チャンドラーがSNSに投降したエプスタイン島の寺院の地下の監視カメラの映像。拷問するシーンや生贄にされた子供を食べているショッキングなシーンが映っている>
この身の毛もよだつ事件の全貌の報告はまた別の機会に譲るとして、伊藤氏はこの地獄のような島を訪問していたこと、エプスタインから莫大なカネを受け取っていたことなどが、今回のエプスタインファイル公開で“改めて”明らかになった。
“改めて”とは、エプスタインと伊藤穣一氏のただならぬ関係はすでに2019年に米国の雑誌「THE New Yorker」で報じられており、それが原因で伊藤氏はMITメディアラボ所長を辞任させられているからだ。









