… … …(記事全文2,885文字)「右」への揺り戻しは早くも終了か -。11月4日、ニューヨーク州、バージニア州、ニュージャージー州で知事選・市長選が行われ、全て民主党候補が勝利した。中でも注目されていたのがNY市長選だ。当選したのは急進左派の社会主義者、すなわち極左・共産主義者かつイスラム教徒のゾーラン・マムダニ氏だ。ロンドンに続き、白人社会・資本主義社会の象徴ニューヨークにおける共産主義・イスラム教徒の市長誕生は何を意味するのだろうか。
●マムダニ・ショック
<2025年11月5日 テレビ朝日>
<2025年11月5日 カナダ人ニュース「マムダニ氏は典型的なマルクス主義者」>
https://youtu.be/jGE46eNArrA?si=pvE-fUnkpKTPHrWJ
NYは歴史的に民主党が支配する州だ。従って民主党立候補が当選するのは不思議ではない。だが、極左・共産主義・イスラム教徒というハイブリッドなマムダニ氏は、民主党内でも異色の存在だ。大手メディアは、6月の民主党内の予備選挙でマムダニ氏が中道左派のクオモ氏に勝利し、さらにNY市長本選でも勝利したことに、NY・ウォール街を牛耳る富裕層やシオニストはショックを受けていると報じている。マムダニ氏は主義通り、反富裕層・反イスラエルを明確に表明しているからだ。
<2025年11月5日 ニューズウィーク>
<2025年11月6日 ロイター>
<2025年11月5日 AFP>
マムダニ氏と思想が真逆のトランプも「マムダニ氏は100%共産主義の狂人だ」「クオモ氏の方がまだまし」と批判し、もしもマムダニ氏が当選すればNY市への連邦資金を最低限度まで落とす、と牽制していた。
<2025年6月26日 産経新聞>
<2025年11月4日 ABEMA>
今回のNY市長選でマムダニ氏を支持したのは移民と白人を含む低所得者層だ。家賃高騰と生活水準低下に喘ぐ彼らが、市営バスや保育の無料化、家賃の値上げ凍結、市営食料品店の設置などを公約に掲げたマムダニ氏に票を入れた。
気になるのは、共産主義思想と彼自身が移民であることだ。
昨年来、日米欧ではイスラム系移民に対する市民の激しい反発が起きている。昨年トランプが当選したのも、アメリカ・ファーストやMAGAを訴え、反移民政策を前面に押し出したからだ。日本でも先の参院選で日本ファーストを訴えた参政党が躍進した。世界の潮流は明らかに反イスラム・反移民だ。にもかかわらず、今回マムダニ氏は、反イスラム・反移民とは真逆の政策を主張し、さらにはNYを牛耳る富裕層やシオニストを敵に回して当選している。不思議と言えば不思議だ。
<2025年11月5日 ABEMA 更なる移民推進を公言するマムダニ氏>
NY市長選に出馬表明した1年前はほぼ無名の存在だったマムダニ氏が、富裕層やシオニストの資金支援のもと無所属で出馬したクオモ氏に20万票近く差をつけて勝利したのは、クオモ氏に勝るとも劣らない資金支援をマムダニ氏も受けていたからだ。
資金面でマムダニ氏を支援した勢力は主に2つある。
ひとつはイスラム系の団体だ。
そしてもうひとつがジョージ・ソロスだ。
言わずと知れたユダヤ系グローバリスト、すなわち国際共産主義者である。









