… … …(記事全文4,364文字)※昨日配信しました「真の黒幕 ~チャーリー・カーク暗殺事件~(1)」の続編を、9月25日(木)分として先行配信いたします。9月29日(月)は「生まれ変わりはあるか(2)」を配信する予定です。
ターニングポイントUSA(TPUSA)は基本的に保守・右翼の資金で成り立っているが、初期はシオニストからの寄付が中心で、「親イスラエル活動を行う」という条件つきだった。
●「裏切れば殺される」
<Grok(XのAI機能)回答 TPUSAの大口寄付者>
実際、チャーリーはイスラエルを訪問したり、イスラエルのガザ攻撃に対してイスラエルを擁護するなど、数カ月前まで親イスラエルの言動を行っていた。
<2025年4月8日 イスラエルのガザ地区攻撃を擁護するチャーリー・カーク>
https://youtu.be/QiftevX5UNY?si=_jpXrPRqi-E5ARu0
だが、4月17日、チャーリーはX(旧ツイッター)で、自身の親イスラエルを認める一方で、反イスラエルに対する言論弾圧に反対した。そして、右翼も左翼も関係なく、親イスラエルも反イスラエルも関係なく、等しく「言論の自由」が何よりも大切だと主張した。
<2025年4月17日 チャーリー・カークのポスト。チャーリーは親イスラエルを公言したうえで、反イスラエル弾圧を主張する強硬派シオニストのフリードマン前駐イスラエル大使を批判した>
“私と同年代の非ユダヤ人の中で、イスラエルへの支持、ユダヤ人への共感、反ユダヤ主義への反対について、私ほど長く、そして明確に記録を持っている人はいません。私は常々、反ユダヤ主義を「地獄の底からの嘘」と呼んでいます。まさにその通りです。しかし、ここではフリードマン大使の意見には同意できません。
人種差別と反ユダヤ主義はどちらも悪であり、反対しなければなりません。しかし、「人種差別」を理由に人々を投獄し、貧困に陥れ、沈黙させることを目的とした政府こそ、私たちの敵が望んでいたことです。ケフィア(パレスチナの伝統的スカーフ)をかぶった共産主義者が大学で抗議活動をしているからといって、彼らの過ちを繰り返すべきではありません。
ある人の意見が気に入らないからといって、その人が反ユダヤ主義者だとは限りません。しかし、「反ユダヤ主義」が検閲や投獄の正当な根拠となれば、あらゆる種類の発言を反ユダヤ主義的だとレッテルを貼ろうと必死になるでしょう。まるで左派があらゆる発言を「人種差別的」だとレッテルを貼って反対派を沈黙させることを正当化したのと同じです。
それだけでなく、こうしたことはどれも効果がありません。法的な取り締まりを行っても反ユダヤ主義は消えません。長期的には、事態は悪化するでしょう!アメリカの言論の自由の伝統は私たちの生得権です。決してそれを放棄すべきではありません。“
チャーリーのこの投稿は、フリードマンに対してだけでなく、イスラエル批判に対する規制を進めていたトランプ政権とイスラエル政権を刺激するのに十分だった。彼らにしてみれば、飼い犬に手を噛まれたようなものだっただろう。
<2025年3月22日 NHK>
チャーリーは、昨年後半あたりからイスラエルのガザ地区攻撃やイスラエルと米国の関係に疑問を感じ始めていた。背景には学生たちとの討論があったに違いない。パレスチナ人だけでなく自国民(イスラエル人)と米国に害を為すイスラエル政権を嫌悪し始めたチャーリーは、今年初旬にネタニヤフ首相から提案された大規模な資金提供を拒否した。
TPUSAの内部やMAGA信者の中からもイスラエルを非難する声が高まっていた。そうした流れの中、チャーリーはイスラエル政権に対する嫌悪感を表に出すようになった。
それが決定的に表れたのが、今年7月にフロリダで開催されたTPUSAのイベントだった。チャーリーはイベントに、反イスラエルのデイブ・スミス(コメディアン)、メーガン・ケリー(元テレビ司会者)、タッカー・カールソン(元テレビ司会者)を招いたのだ。タッカーはスピーチする前に、自分(タッカー)がイスラエルを批判すると君(チャーリー)に迷惑がかかるかも、と言うとチャーリーは、気にせずに話してほしい、と答えたという。チャーリーの希望に従い、登壇者たちは、エプスタインとモサド(イスラエル諜報機関)の関係や、パレスチナに対するイスラエルの非人道的行為や、ビル・アックマンら親イスラエルのエリート支配層を批判した。すると予想通り、TPUSAを支援してきたシオニスト達は激怒し、チャーリーを激しく攻撃し始めた。





