… … …(記事全文4,698文字)※いつもお読みいただきありがとうございます。唐突ではございますが、米同時多発(自作自演)テロが起きた9月11日は筆者の従兄で勤務会社社長だった故・松藤の命日でして、都市伝説やミステリーな話が好きだった同氏に向け、年に1回この時期にだけそうした話題を書かせていただいております。今年は「輪廻転生」ついて書かせていただきたく、お付き合いくださいますようよろしくお願い申し上げます。
●「生まれ変わり」は世界中に存在する
オカルト好きの人でなくとも、前世の記憶を持った人の特集番組を一度や二度は見たことがあるだろう。前世や生まれ変わり(輪廻転生)は科学的には証明されていないが、世界には数多くの報告事例がある。
その中から有名なものをいくつか紹介したい。
(1)「僕は硫黄島の戦いで死んだ」
<ジェームズ・レイニンガー(1998~)>
数ある輪廻転生の話の中でも、最も世界中に知られた事例だろう。
1998年にサンフランシスコに生まれたジェームズ・レイニンガーは、2歳前に父親に連れられてダラスの航空博物館に行った。するとジェームズは博物館で第二次世界大戦当時の飛行機に釘付けとなり、後日母親がプロペラ機のおもちゃを与えたところ、ジェームズはその一部を指差して、「ママ、これは爆弾じゃなくて、ドロップタンク(増槽。外付けの燃料タンク)だよ」と言ったという。
2歳になったジェームズは毎夜悪夢にうなされるようになった。彼は悲鳴を上げて空中に足を蹴り上げ、「飛行機が墜落する! 飛行機が燃えている! 小柄な男は出られない!」と叫んだ。心配した両親がどんな夢を見たのか尋ねると、ジェームズは「日本人に撃墜された。」と答えたという。
時間が経つに連れ、ジェームズの証言はさらに詳細なものになっていった。撃墜された自分は今と同じ「ジェームズ」という名前の米国人で、「コルセア」という飛行機に乗って「ナトマ・ベイ」から飛び立ったという。
さらに、前世のジェームズには「ジャック・ラーセン」というパイロット仲間がいて、硫黄島の近くで撃墜されたと話した。ジェームズはおもちゃの飛行機を振り回して家具にぶつけてプロペラを壊したり、爆弾や銃弾が飛び交う日本対米国の空中線の様子を絵に書いたりするようになった。絵には「JAMES 3」とサインし、父親が理由を聞くと、自分は3番目のジェームズ、「ジェームズ3世」だからだという。
<2~3歳のジェームズが描いた絵と「JAMES 3」のサイン>
父親がジェームズの話をもとに調べ始めるとすぐに「コルセア」が第二次世界大戦時の米軍の飛行機であること、USSナトマ・ベイという空母が実在して硫黄島への攻撃作戦に加わっていたことがわかった。そして、USSナトマ・ベイに「ジャック・ラーセン」という名のパイロットが搭乗していたこと、さらには硫黄島の作戦で「ジェームズ・マックレディ・ヒューストン・ジュニア(2世)」という戦死者がいたこともわかった。
<ジェームズの話は全て事実だった>
<ジェームズ・ジュニアとコルセア>
ジェームズ・ジュニアの家族は、ジェームズが主張する前世の私生活に関する発言も裏付けた。例えば、ジェームズは、ジェームズ・ジュニアが妹に付けていたニックネームを知っていた。そのニックネームはジェームズ・ジュニアだけが使っていたものだった。
<ジェームズ“3世”と故ジェームズ・ジュニア。どことなく似ている>
この事例はマスコミなどにも取り上げられ、2009年には両親の連名で『Soul Survivor:The Reincarnation of the World War II Fighter Pilot』(日本語版『ソウル・サバイバー』PHP研究所刊)というノンフィクションも出版されて大きな話題を呼んだ。
<著書「ソウル・サバイバー」>
ジェームズの輪廻転生の話は専門家の詳細な検討も受け、2016年にバージニア大学のジム・B・タッカー医学博士がジェームズの事例を取り上げ、前世記憶の存在に肯定的な論文を発表した。
<バージニア大学ヘルスシステム知覚研究部ジム・B・タッカー医学博士の論文>
その後のジェームズについてだが、19歳(2017年)の時にテレビ番組のインタビューを受けている。
ジェームズはインタビューで「ジェームズ・ジュニアのことはたまに思い出すけど、(ジェームズ・ジュニアの飛行機が墜落したとされる)小笠原諸島父島を訪れて別れを告げて、今は自分の人生を歩んでいる」と答えた。
<2017年4月8日 FOX&friends>
https://youtu.be/RzGnS91BJZs?si=v4hyLjg7BhmCJjAh
ジェームズは武器や軍に興味があり、現在27歳の彼は米陸軍に所属しているという。
(2)ガンジーも認めた生まれ変わり
<シャンティ・デヴィ(1926~1987)>










