… … …(記事全文2,980文字)4月18日、トランプ政権は、新型コロナウイルスは中国の武漢ウイルス研究所から漏洩した人工ウイルスだったと正式に発表し、顛末を纏めたサイト「LAB LEAK」をホワイトハウスのホームページで公開した。以前から人工ウイルス説や武漢研究所漏洩説を唱えてきた、いわゆる“陰謀論者”たちは、この発表に溜飲を下げたことだろう。だが、同じ指摘をしてきた筆者の溜飲は下がっていない。なぜなら「LAB LEAK」は、最も重要な点について巧妙にはぐらかしているからだ。
●「LAB LEAK」は不完全
<ホワイトハウス「LAB LEAK(研究所流出)新型コロナウイルスの真の起源」>
https://www.whitehouse.gov/lab-leak-true-origins-of-covid-19/
LAB LEAKのサイトは誰でも閲覧できる。グーグルの「このページを翻訳」ボタンで日本語にも変換できるので、是非アクセスしてご覧いただきたい。
内容を簡単に言うと、新型コロナウイルスは武漢ウイルス研究所で作られた人工ウイルスで、米国の研究施設の支援により開発されたものであること、それに関わってきた米国関係者(ファウチ博士らDS)や中国やWHOはその事実を隠ぺいし言論統制してきたこと、ソーシャルディスタンス・マスク着用・ロックダウン等のコロナ対策に科学的根拠はなかったこと、などが示されている。
<武漢ウイルス研究所の新型コロナウイルス開発には米国の税金が投入されていた>
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<世界中で行われたコロナ対策に、科学的根拠はなかった>
これらはすべてコロナが騒がれ始めた頃から筆者がブログ等で繰り返し指摘してきたことだ。だが、長年大手メディアはそのような主張を陰謀論として扱ってきた。
<2020年4月23日 東洋経済オンライン>
大手メディアは「LAB LEAK」についても「トランプ政権が勝手に主張しているだけ」というニュアンスで報じている。大手メディアの反トランプのスタンスは相変わらずだ。
<2025年4月19日 NHK>
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勿論、中国は誹謗中傷だと反発している。武漢ウイルス研究所起源・漏洩説はコロナ発生当初からあるが、中国は一貫して否定している。
<2025年4月22日 日本テレビ>
だが、新型コロナウイルスは武漢ウイルス研究所で開発されたものであることは、多くな状況証拠から間違いない事実だ。その点において中国は嘘をついている。だが、「米国は他国への責任転嫁をやめ、責任ある説明をすべき」という指摘は正しい。
トランプ政権は「LAB LEAK」において、一つの嘘をつき、一つの事実を隠している。
一つの嘘とは、ウイルス漏洩を「事故」としている点だ。
●ウイルス漏洩は事故ではない
新型コロナウイルスは、武漢研究所から事故で漏洩したのではなく、米国が武漢研究所に作らせた新型コロナウイルスが米国のフォート・デトリック研究所に持ち込まれ、それが米国の女性軍人が感染あるいはウイルスそのものを携えて、武漢で開催された世界の軍人の総合競技大会「ミリタリーワールドゲームズ」に参加し、そこから新型コロナの感染が世界に広がった、というのが様々な情報から導き出した筆者の結論だ。
<筆者が5年前(2020年5月)に出した結論>
筆者は膨大な情報を分析してこの結論に至った。以下にその情報のほんの一部を時系列に並べてみる。


