… … …(記事全文2,505文字)7月7日、東京都知事選の投開票が行われ、現職の小池百合子氏が3選を果たした。都民の民意が反映されたと感じる人は皆無だろう。民主主義の象徴とも言える選挙でなぜ民意は反映されないのか。仮に様々な障壁を乗り越えて選挙に民意が反映されたとして、本当に善政が施されるだろうか。
●小池氏当確→「東京終了しました」
<2024年7月8日 NHK>
小池氏は2位石丸氏と3位蓮舫氏の得票数の合計とほぼ同じ得票数で当選した。後ほど触れるが、反小池氏の投票を2人で割ってしまったために小池氏の独走を許してしまった形だ。
小池氏当選は3選出馬を表明したときから誰もが予想していた結果ではあるが、東京都民の落胆はいかばかりだろう。
選挙期間中、X(ツイッター)では「小池百合子を再選させてはならない」「小池百合子落選運動」などのハッシュタグが乱立した。一方で、小池氏支持の声は全くと言っていいほど見られなかった。
公約実績ゼロ、都税ばら撒き、学歴詐称、公職選挙法違反、独裁政治など、安倍元首相を彷彿させる小池氏が都民から嫌われるのも無理からぬことだ。
実際、選挙期間中に小池氏が演説するところ全てで「辞めろ」コールが響いた。これほど都民から嫌われた現職都知事も珍しいだろう。
<小池氏が新宿の「辞めろ」コールにリズムを取っているところは面白い>
https://x.com/IXT62961634/status/1809543368890048895
そして小池氏が当選確実の速報が流れると、Xは「東京終了」「日本終了」のツイートで溢れかえった。
<2024年7月8日 集英社オンライン>
都民の落胆もさることながら、小池氏に直接仕える都庁職員の落胆はさらに大きいだろう。下の写真は3選後の小池氏の初登庁時のものだ。俯く職員の顔が全てを物語っている。
<2024年7月8日 毎日 笑顔は小池氏本人だけ>
冷静に実績とスキャンダルと公約を見れば全く評価できない小池氏が、なぜ勝つことができたのだろうか?
●全ては組織票
ここまで書いたら殺される!? メディアが絶対報道できない「裏話」
上村史朗(ブログ「夢と勇気とサムマネー」運営)