12月5日、日経がハマスの奇襲攻撃の5日前にイスラエル株で構成する「MSCIイスラエルETF」の空売りが急増していた、と報じた。空売り規模はリーマン・ショックによる相場急落時や新型コロナウイルス禍など過去の急落局面を大きくしのぐ規模で、論文を発表した米大学教授は「偶然ではほぼあり得ない」という。
 
＜2023年12月5日　日経＞
 
記事には「イスラエル当局が調査に乗り出した」とあるが、筆者に言わせれば犯人が犯人探しをするようなものだ。イスラエル当局のコメントは「口から出まかせ」であり、世間に対するジェスチャーに過ぎない。
 
いずれにせよ、投資家が知っていたほどのハマスの奇襲攻撃情報を、泣く子も黙るイスラエルのモサドが「知らなかった」と白を切るのは難しくなった。
 
今週ニューヨークタイムズが報じたように、ハマスの奇襲攻撃はイスラエル側も承知していた「偽旗作戦」だったのは間違いない。
 
＜2023年12月2日　ニューヨークタイムズ＞
 

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