… … …(記事全文3,286文字)『英米が勝手にロシア侵攻を始めたんだ!NATOを巻き込みたい?トルコ、フランス、ハンガリー、中国、インド・・・片っ端から和平の介入懇願?米英に梯子を外され、四面楚歌・支離滅裂・自業自得のゼレン!』です。
明後日9/1(日)に「中島孝志のオンオフサイトミーティング」を開催します。
「利下げはいつ?」「どのくらい?」「0.25%?0.50%?」とこのところ関心と期待が膨らんでたと思いますが、これって「株価下落はいつ?」「どのくらい落ちる?」「30%?半分くらい?」と同じ意味なんですけど・・・お気づきの方は少ないようです。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
まだ戦争は続いてます。ウク戦争です。どうやらプーチンはバイデン政権が終わるまで、トランプ政権が始まっても戦争を続けるつもりのようです。
「ゼレンが全面降伏しない限り、こちらから譲歩することはない」
ウク軍は8/29、ロ軍の攻撃を受けて、国内9州で同日未明にミサイル2基とドローン(無人機)60機を撃墜したと発表。
さらに14機のドローンを見失ったが、ウク内に墜落した可能性が高いとのこと。
キーウには4日間で3度も攻撃があったとウク軍側の説明。ロシアの弾薬庫と2カ所の石油貯蔵施設も攻撃と発表。けど、「爆発音なんてなかった」とそれぞれの州知事。真相は藪の中。プロパガンダですから。
「火遊びが過ぎると第3次大戦は欧州だけに限定されなくなる。ロシアの核ドクトリンは明確だ」とロシアのラブロフ外相。
「火遊び」とは、ゼレンの長距離ミサイル使用制限解除要請のこと。また、「ロシアの核ドクトリン」とはプーチンが20/6に署名した「ロシア核抑止政策基本原則」のこと。つまり、核には核を・・・ということ。
この発言はNATOストルテンベルグ事務総長が8/28、NATOとウクの大使級会議を意識しての発言です。
ウクが保有する西側の長距離ミサイルは射程距離300キロの米ATACMS。そして英仏共同開発の射程250キロのストームシャドウ。
「どちらもロシア本土攻撃はNG」という条件。ならば、射程500キロの独タウルスミサイルを要請しましたけど、独は戦争に巻き込まれるのを懸念して承認しませんでした。
でも・・・F16戦闘機に長距離ミサイルを搭載してロシア本土の空軍基地と物流拠点、指揮統制所、部隊を打撃し・・・無力化させる計画だ、とゼレンは豪語。
いまのところ、米独ともロシアとは戦いたくない。戦争拡大懸念。結果、ウクの要請にはつれない素振り。
そこで英仏には一歩踏み込ませています。もちろん、米国の深謀遠慮。英仏とウクに先走らせて、事後承諾せざるをえない、という弁解を用意しているに過ぎません。
加えて、ゼレンは「クルスク侵攻は勝利計画の一部。来月バイデン、ハリス、トランプに具体的停戦案を提示する」と公表。つまり、来月の国連総会で会うという意味。
一方、ロ軍のほうは8/28、ウク東部ドネツク州ノボフロジウカ市を制圧。ゼレンも危機的状況という認識はしているようですが・・・。すでにウクは弾薬枯渇。支援停滞の結果。なにより兵力枯渇の憂き目。
徴兵忌避者まで逮捕して前線に送りこんでいることなど、メディアはまったく報道していません。ドイツには70万人もの若者が移民として滞在しています。あまりにも人権無視のゼレンは蛇蝎のごとく嫌われ大統領選をしたら敗北必至です。それがわかっているから5月で任期切れなのに「戒厳令」を理由に選挙延期で居座り続けているのです。
西側メディアは、ロシア兵力枯渇を盛んに報道してますけど、実態は逆です。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)