… … …(記事全文2,075文字)『このところマクロデータがすべて悪化・期待外れでリスクオフ相場!ところが5月CPI(消費者物価指数)鈍化傾向一発でリスクオン!Nasdaq・S&P500は史上最高値更新!「雇用環境絶好調!」と受け取った市場は大間違い!すでにリストラが始まっている!消費鈍化は可処分所得激減が真因!米景気は確実にスタグフレーションに向けて突進中!』
■お知らせがあります。「中島孝志のオンオフサイトミーティング」を6/16(日)に緊急開催します。詳細は「ブログ」をご参照ください。
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時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
コップに水が半分。まだ半分もある、と見るか、もう半分しかないのか、と見るか・・・人によって千差万別。いまの相場に踊る投資家の見方は「まだまだ半分。これから本番!いけいけどんどん」・・・5月米雇用統計発表(6/7)で相場急落。ところが、5月CPI発表(6/12)でリスクオン・相場反発。NasdaqとS&P500は史上最高値更新。
ホントにこれでいいの? アナリストはデータを誠実に正確に届けているのか・・・とても疑問に思っています。
6/7相場急落。原因は米雇用統計が「好調だ」→利下げ遠のく→金利高止まりが続く・・・大幅調整相場になりました。
それまでのマクロデータはどれもこれも相場を冷やすものばかり・・・5月ISM製造業指数、4月JOLTS求人件数、5月ADP雇用統計。米経済指標は軒並み景気減速の兆候を示すものばかり。こうなれば、Fedの利下げ開始は後退するばかり。
けど、中身をみれば「5月雇用統計」は見掛けほど良くありません。いや、悪い。質が最悪・・・。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)