… … …(記事全文6,084文字)今週のコンテンツは以下の通りです。
①レアアース依存で中国に妥協のトランプ!「エヌビディア」輸出許可で時価総額4兆ドル突破!米主要3指数も最高値更新!
②世界景気はトランプ次第!株価絶好調は業績と無関係!じゃぶじゃぶマネーをトランプが市場に注いだから!
③利下げ連呼のトランプ!Fedはとっくにじゃぶじゃぶ緩和!利下げ即インフレ昂進!長短金利いったん下落も噴き上げ必至!
④データは日米株安・金利急騰示唆!割安日本株はさっさと回復!
⑤安全資産「金」下がり過ぎ!トランプ関税で銅爆謄に刺激されプラチナ再急騰!出来高減少でいつでも暴落必至!
⑥8-10月決算発表!これぞどん底V字回復期待銘柄 G・T・S・M・S 徹底解析!
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
いよいよ参院選。イシバ圧倒的不利・過半数割れ必至と言われてますが、水物ですからあてにはなりません。
けど、投資家はそのように織込済。「消費税引き下げ」をしている主張の野党が勝てば財政不安。で、円売り。金利急騰。これで株価が下落すればトリプル安・・・。
4/7-8、世界的株価暴落。要因は表向きはトランプ関税ショックと言われています。
「トリプル安」によるキャピタルフライトが怖くて、トランプはさっさと宗旨替え。90日間の延期。中国に対する関税145%はなんだかんだで30%に引き下げ。そもそもレアアースを人質にされ適うわけがありません。結局、一人で上げて一人で下げる。はたから見れば「一人相撲」。忙しいいおっちゃんやな、と呆れていることでしょう。
「関税?できるわけないさ」と市場は「TACO」扱い。トランプ台風はいまや温帯低気圧に変わり、世界的に株価反発・・・。
わが国もおかげを被って株価急反発。それほど、トランプ関税は世界経済に下方圧力だったのです。
7/14。わが国市場は下落。トランプがEUへ30%関税表明を受けて前週末の欧州は全面安。
7/15。株価反発。前日終値もみ合いが、大引けにかけて先物インデックス買いが流入。「エヌビディア」の中国向けAI半導体輸出再開で半導体製造装置関連に買い。
7/17。株価反発。前日発表「台湾積体電路製造(TSMC)」好決算を受け、一転(前日利確で反落)半導体関連株を買い戻し。
つまり、トランプ関税「緩和」が「エヌビディア」をはじめとして半導体セクターを押し上げ、Nasdaq総合、S&P500を牽引。結果、日経平均株価をリードする値嵩株に火をつけるのです。
トランプリスクは終わったわけではありません。8/1まで実効が延期されているだけです。イスイラ戦争は停戦合意となりましたが、中東で「合意とは・・・戦争までの時間稼ぎ」という