… … …(記事全文2,316文字)岸田首相は4月28日に行われた3補選の敗北を受け、その責任を回避するかのように、5月2、3日にフランスのパリで開催されたOECD閣僚会議に出席し、議長国の代表として演説を行いました。
その後はブラジル、パラグアイなど南米を歴訪。
日本国内では、政治とカネの問題の決着を始め、能登半島地震など災害復旧や今後の予知、予防、復興への道筋を明確に打ち出すことが先決ではないかと、外遊三昧の姿勢を批判する声も上がっていましたが、「外交は十八番」と自信満々の岸田首相には、そうした声は届きませんでした。
実は、日本は今年、OECD加盟60周年を迎えたのです。