━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.360 2018/03/28 米中対決時代(2) フェイスブック・ショックが暗示する「暗澹たる未来」 ウェブで読む:http://foomii.com/00065/2018032809000044995 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00065-45527.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ フェイスブックのユーザー約5000万人分のデータが流出していた問題は、トランプ政権、そして NY株価に大きな影響をもたらしました。なぜなら、私たちのプライバシーはすでにないに等しく、データを得た人々によってコントロールされることが明白になってきたからです。 フェイスブックから得たデータを利用していたのは、ケンブリッジ・アナリティカという英国の調査会社で、この会社の実質的なオーナーは、トランプをサポートしてきたルネッサンス・テクノロジーズの元CEOのロバート・マーサー氏です。このマーサー氏のヒラリー・クリントン嫌いと中国嫌いが、こんな思わぬ結果を招いたと言えるのです。 しかし、当事者であるフェイスブックは、なぜか問題意識が低く、世界でもっともネットを規制している中国で、サービスの再開を目指してきていました。 [目次]──────────────────────────────────… … …(記事全文7,450文字)