ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019101706443459447 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/10/17 第1976回 GAFAと市場の分断 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ここ数年、市場を牽引した銘柄は、IT関連銘柄とバイオなど先端技術銘柄であった。GAFAがその典型であるが、GAFA以外にも金融とテクノロジーを融合したフェインテックやヒトゲノム、人工知能など様々な企業が注目を浴び、それが投資の対象になってきたわけだ。特に新興銘柄への注目が大きく、中国市場への期待からアリババやティンセントなど中国関連銘柄もこれに加わった。これに目をつけたのが、ベンチャーキャピタルファンドであり、その中心となったのがソフトバンクでもあった。 もともと、海のものとも山のものともわからないベンチャー企業への投資のリスクは高い。しかし、市場全体の期待感がそれを補ったわけだ。また、ベンチャー投資にはICO(イニシャルコインオファリング) 仮想通貨を使った資金調達も行われ、株式上場に代わる新規の資金調達として注目も浴びた。しかし、ICO詐欺なども多発し当局の規制が強化されるとともに、昨年、仮想通貨バブルが終焉することでICOは見る影もない。時代の徒花でしかなかったといえる。… … …(記事全文2,726文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)