ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019072408272756696 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/07/24 第1915回 分断が進む世界 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★英国首相に、ボリスジョンソン氏が決定しました。これにより、10月末のハードブレグジットと英米の協力体制強化がほぼ確定しました。今回、保守党党首選挙に出ていたのはボリスジョンソン氏とハント氏、ハント氏は中国本土出身の妻を持つため、中国政府の影響を受けるのではないかと懸念されていました。トランプ大統領は当選前から、ボリスジョンソン氏を推しており、今回の当選を歓迎しています。 同時にこれは香港問題に関しても、大きな影響を与える可能性が高いです。強硬派で知られるボリスジョンソン氏が当選したことで、英国がより一層香港問題に介入する可能性が高くなったわけです。 世界が不安定化する中で、世界各国は強硬派の首相や大統領を選択する傾向が強まっており、反グローバリズムの動きはより強くなると想像できます。弱体化したとはいえ、かつての派遣国家であった英国、ブレグジットで大陸を捨てた以上、旧大英帝国の連邦国家とともに海洋国家群の連携と構築を強めると思われ、世界の地図が大きく変わる可能性が高まっています。… … …(記事全文2,739文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)