ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019062408122955654 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/06/24 第1897回 米国スパコン5社に禁輸処置、輸出規制は新たな次元に ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★米政府、中国スパコンメーカーなど5組織に禁輸処置をとりました。米国輸出管理(EAR)のエンティティリストに掲載したわけです。これには、米国AMDの合弁会社も含まれており、中国は、スーパーコンピューターの合法的生産ができなくなりました。2015年、米国はインテルのサーバーやワークステーション向けCPUであるXEONプロセッサの中国向け輸出を禁止しました。中国はこの穴を埋めるために、AMDに接触し、AMDと合弁の形でAMDのZENの派生CPUの生産を開始しました。そして、これを利用する形でスーパーコンピューターを作ってきたわけです。 しかし、AMDはコア部分を完全には技術移転せず、CPUの生産も米国グローバルファウンダリと台湾TSMCに生産委託している状態、このため、これ以上の生産は不可能になったわけです。また、スパコンメーカーがエンティティリストに入ったため、この会社は米国のCPUやGPU,ソフトウエアなどを合法的に調達することができなくなりました。… … …(記事全文3,193文字)
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン