ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019061406503155389 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/06/14 第1891回 香港ドル ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★香港デモ 条例案審議は一時中断、20日までの採決を目指すとしています。採決が行われるかは不明ですが、今回のデモにより香港に対する海外の見方が大きく変わったことは間違いなく、欧米系金融機関の離脱などが進むでしょう。米国は香港の条例を受けて、「香港人権・民主主義法」の準備を始めました。これが成立することで香港の特別な地位が失われることになり、国際金融センターとしての地位が一気に低下することになります。 かつて、香港は東側社会の中国の唯一の窓であり、中国と西側をつなぐ金融センターでもありました。当時、人民元の信用は低く、海外との貿易決済のほとんどをドルまたは、香港ドルで行っていたわけです。 香港ドルは「ドル預託通貨」であり、民間銀行の持つドル資産を担保に発行される通貨です。発券銀行は英国HSBC(香港上海銀行)英国スタンダードチャータード、中国銀行(香港)の3行で、香港金融管理局によって運営されています。このため、中国では外貨の扱いになります。近年、人民元での海外との直接決済ができるようになったことで、香港ドルの地位が大きく低下していますが、それでも香港ドルは一国二制度の象徴であり、香港の経済の独立性を担保するものであるといえるのでしょう。… … …(記事全文3,857文字)

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