ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019032005253753039 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/03/20 第1838回 英国ブレグジット延期を要請 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★英国ブレグジット メイ首相は修正案再可決の可能性が低いことを受けて、EUにブレグジット延期を要請 期間は6月末までであり、最大2年の延期もありうるとしている。ただし、EU側は「明確な理由が必要」としており、延期は認められるが何らかの条件をつけられる可能性が高い。また、土壇場での延期は移転や物流を含めて、逆に混乱を招く可能性も高く、長期化すれば二重投資などの負の影響が出るとの懸念もある。また、延期したところで、欧州川からより有利な条件を得ることは難しく、英国国内の意見集約も難しいと思われ、今後の展開が見えない状態が続くことになる。解散などで国民の信を問うという方法論もあるが、この状況では与党が不利であり、さらなる混乱を招く可能性が高く、踏み切る可能性は低い。完全な袋小路にはいってしまったといえる。その意味では現状の修正案を呑むのがベストな選択になるように思う。まだまだ全く見えない状態といえよう。 ★ファーウェイ問題 米国が中国製通信機器等を利用している場合、軍事などの情報共有をしないと圧力をかける中で、メルケル首相は特定のメーカーを除外しないと発言、米国と対立する意志を示した。また、欧州との貿易交渉でも米国と欧州特にドイツ製造業との対立が大きな問題になっている。これはドイツの製造業の中国への依存が高いことが大きな要因であると言える。そして、中国は一帯一路などで欧州の切り崩しを拡大しており、米国と中国の攻防戦も拡大している。そして、これは欧州の分裂要因にもなりうるといえよう。基本、欧州はシェンゲン条約でヒト・モノ・カネの移動は自由、そのため、各国が足並みをそろえる必要がある。一カ国でも穴ができれば、それが大きな問題になるからである。例えば、NATO 米国がドイツのデータリンクを切れば、同盟関係にある他国はドイツとのデータリンクをどうするかということになるわけだ。当然、米国は他国に踏み絵を踏ませることになるだろう。… … …(記事全文3,007文字)

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