… … …(記事全文3,134文字)<原油高でも下がりづらくなった金相場>
COMEX金先物相場は3月23日の1オンス=4,100.00ドルで下げ一服となり、4月は4,600~4,800ドル水準で売買が交錯する展開になっている。イラン情勢の先行き不透明感から原油相場は騰勢を強めた状態が続いているが、徐々に原油高に対する反応が弱くなっている。これは他のマーケットも同様であり、株価急落、米金利・ドルの急伸といった動きにも一服感がみられる。まだ資金の流れが完全に逆流し始めたわけではないが、原油相場にマーケット全体が振り回される環境からは、徐々に脱しつつある。
【COMEX金先物相場(日足)】
金市場の視点では、米長期金利の上昇に一服感が広がり始めていることは大きな変化だ。米10年債利回りはイラン戦争勃発前の4.031%に対して、3月27日には4.480%まで上昇した。しかし、4月は4.25~4.40%水準で上げ一服となっている。原油高によるインフレ懸念が米長短金利を押し上げる展開が、3月の金相場を大きく下押ししていた。しかし、4月1日にトランプ米大統領がイランに対する攻撃強化を表明し、原油相場が改めて急伸しても、米長期金利の急伸が金相場の急落を促すような展開は回避されている。

