… … …(記事全文2,614文字)<原油相場の混乱織り込みは短期中心に>
トランプ米大統領はワシントン時間で4月1日夜、イラン戦争について国民向けの演説を行った。同演説は、約1ヵ月にわたって続いていたイラン戦争終結の道筋を示すものとして注目されていたが、実際にはマーケットに大きな混乱をもたらすだけの結果になった。NYMEX原油先物相場は1バレル当たりで前日比11.42ドル高の111.54ドルと急伸し、終値ベースではイラン戦争勃発後の最高値を更新している。
トランプ米大統領は3月下旬に入ってから、イラン戦争終結に関する言及を増やしており、戦争終結までは2~3週間との時間軸を示していた。しかし今回の演説では、この2~3週間との時間軸を維持しつつも、その間に非常に激しい攻撃を続けると明言した。また、イランとの協議が継続中だが、合意に至らない場合には発電施設を攻撃する可能性もあると警告している。米軍の優位性、作戦の早期終了の自信を示しつつ、非常に挑発的と言える内容の発言が繰り返されたことには、意外感を抱いた向きが多かった。
