… … …(記事全文2,750文字)<肥料とエネルギーコスト拡大>
イランの戦闘が長期化の様相を見せる中、米農家から先行きに対する懸念の声が強くなっている。イランの戦闘は、イランのみならず中東全体でエネルギー生産を抑制する要因となっており、生産プロセスで多くのエネルギーを消費する中間財、最終財の供給も不安定化させている。その中の一つに肥料がある。
肥料は窒素、リン酸、カリウムが三要素と言われているが、その中でも窒素系肥料である「尿素」は、天然ガスを原料とした生産も行われているため、ガス生産国と肥料生産国は重複していることが多い。国連の報告によると、世界の肥料輸送の約3分の1がホルムズ海峡を通過しており、同海峡は原油・石油製品の安定供給にとって重要であると同時に、肥料供給にとってはそれ以上に重要性がより高い環境にある。
